10月になり、朝晩は涼しくなってきましたね(東京)。今日は三日月
今年の癌学会は初日の9月30日が緊急事態宣言最終日、2日目の10月1日が台風で暴風雨、3日目になってようやく晴れるという、現地参加者にとってはなかなか厳しい日程でした。
私たちはブースも出して3日目にランチョンも行ったので通しで現地にいました。皆さんも知っているかもしれませんがパシフィコ横浜は、会議場と展示会場が少し離れています。移動するには一旦外に出ないといけないので(裏技はあるんだけど)、2日目は暴風雨のせいでほとんど展示会場に人は来ませんでした。
コロナ下での学会はほとんどがハイブリッド。その中で現地に来る研究者はどれくらいいるんだろう?って、始まるまでずーっと心配でしたが、会議場の方は意外とたくさんの人が現地参加していました。事務局発表では1,500名が現地参加、リモート参加が1,700名だったらしいです。
ほとんどの大きなセッションはオンデマンドもあるのでこれから参加する人も結構いるんでしょうかね。
今回は展示会場もかなりソーシャルディスタンス。ブースとブースの間が広々していましたが展示企業の数は少なかったですね。
そうです、今回Chromium X の実機を初めて公開しました!
向かって左側がX 右側が今までのController
今回の癌学会で特に思ったのは、シングルセルの発表が多かったこと。
私もツイッターで呟いていましたけれど、明らかにRNAシーケンスはバルクからシングルセルに移っているように感じました(もちろんバルクで十分な実験もあるけど)。今回Single Cellでタイトルを検索すると38の発表があったことがわかりました。実際はタイトルにはSingle Cellと書いていなくても手法としてシングルセルを使っていた発表もあったと思うから実数はそれよりはるかに多いと思います。(その38の発表はこちらにリストでまとめました)
特に以下の3つのセッションはシングルセルとマルチオミックス がメインテーマでした。おすすめです(全てオンデマンドあり)
- CS2 一細胞解像度のがん生物学
- IC10 がんのシングルセル・空間トランスクリプトーム解析
- IS11 がん研究における一細胞解析
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